はじめに
中米に位置するグアテマラは、コーヒー愛好家にとって欠かせない名産地のひとつです。火山がもたらす豊かな土壌、高い標高、温暖な気候が、グアテマラ独特の奥深い風味を生み出しています。
グアテマラ産コーヒーの特徴は、ダークチョコレートやナッツのような甘みと、華やかでフルーティな香り。その豊かなコクとバランスの取れた酸味が、たまらなく美味しいです。
本記事では、グアテマラ産コーヒーの特徴や産地ごとの違い、選び方のポイント、そしておすすめの豆をご紹介します。ぜひ、自宅で本格的なグアテマラコーヒーを楽しんでみてください。
グアテマラ産コーヒーの特徴
ダークチョコレートとナッツのような甘み
グアテマラ産コーヒーの最大の魅力は、コクのある甘みと深い味わいです。特に標高の高い地域で栽培された豆は、ダークチョコレートやナッツのような風味が際立ち、酸味とのバランスが絶妙。フルボディで後味に甘さが残るため、ブラックで飲むとその奥深さを存分に楽しめます。
ベリー系の果実を思わせる甘い香り
産地によってはブルーベリやストロベリーのような甘い果実のような香りが感じられるものもあります。コクと酸味のバランスも良く、ブラックで飲んでも楽しめますし、カフェラテにしても甘い香りが感じられ美味しく飲めますよ。
主要な産地
グアテマラには、アティトラン、アンティグア、アカテナンゴ、ウエウエテナンゴ、オリエンテ、コバン、サンマルコス、フライハネスの8か所、主要なコーヒー産地があり、それぞれ異なる風味を持っています。
迷ったらまずはアンティグアの豆がおすすめです。
栽培環境が良く、高品質な豆が採れる地域なので飲みやすくバランスの良い味のものが多いです。
筆者のおすすめの産地はオリエンテです。
ベリー系の果実を思わせるフルーティな香りを楽しめてカフェラテでもバッチリ合います。
焙煎度
グアテマラのコーヒーは、中煎りや中深煎りが特におすすめ。
中煎り:フルーティーな酸味やチョコレートのような甘みが引き立ち、バランスの良い味わい。
中深煎り・深煎り:ナッツやキャラメルの風味が強まり、コクが増すため、しっかりした味わいを楽しみたい方に最適。
産地ごとの風味を試す
グアテマラ産コーヒーは産地ごとに個性が異なるため、飲み比べるのもおすすめです。
例えば、バランスの取れたアンティグア、フルーティーなウエウエテナンゴやオリエンテなど、自分の好みに合った豆を探してみましょう。
おすすめのグアテマラ産コーヒー豆
- アンティグア ウォッシュド 深煎り
グアテマラ産コーヒーの王道のアンティグアの深煎りです。深入りらしいコクをもちつつ苦味は控えめで毎日飲んでも飽きないテイストです。
- オリエンテ ナチュラル 中煎り
フルーティーさが段違いです。中煎りなので深煎りと比べて甘い香りを強く感じられて超おすすめです!
まとめ
グアテマラ産コーヒーは、ダークチョコレートやナッツのような甘み、ベリー系を思わせる香りなど、豊かなコクと複雑な酸味が特徴です。産地ごとに異なる風味が楽しめるため、いろいろな豆を試して自分好みの一杯を見つけるのも楽しいでしょう。
今回ご紹介した選び方やおすすめの豆を参考に、ぜひグアテマラの大地が育んだ極上のコーヒーを味わってみてください。