ケニアのコーヒー豆について紹介!

アフリカ

はじめに

アフリカ大陸の東部に位置するケニア。実は、世界でもトップクラスのスペシャルティコーヒーを生産する国のひとつなんです。ケニア産のコーヒーといえば、フルーティーな酸味とジューシーな甘みが特徴で、特にベリー系の香りが楽しめることで有名。

「酸味の強いコーヒーってちょっと苦手かも…」という人もいるかもしれませんが、ケニアのコーヒーはただ酸っぱいだけではありません。しっかりとしたコクと甘みがあるので、バランスが取れていて飲みやすいんです!

今回は、そんなケニアのコーヒー豆の特徴や産地ごとの違い、焙煎度の選び方、おすすめの豆について詳しく解説していきます。

ケニア産コーヒーの特徴

ベリー系のジューシーな酸味

ケニアのコーヒーといえば、ブラックベリーやカシス、ラズベリーのような甘酸っぱいフルーツ感が魅力。酸味が苦手な人でも、「これはフルーツジュースみたいで美味しい!」と感じることが多いです。特に浅煎りのケニア豆は、このフルーティーさが際立ちます。

コクと甘みのバランスが絶妙

ただ酸味が強いだけではなく、落ち着いた苦味としっかりとしたコクや黒糖のような甘みがあるのもケニアコーヒーの魅力。時間が経つにつれて甘さが増していくので、冷めても美味しく飲めるのが特徴です。

ウォッシュトプロセスによるクリーンな味わい

ケニアのコーヒー豆はほとんどがウォッシュト(洗浄式)で精製されています。この製法のおかげで、フレーバーがクリアで雑味が少なく、スッキリした後味になります。

ケニアの主要なコーヒー産地

ケニアにはいくつかの優れたコーヒー産地がありますが、特に有名な地域を紹介します。

ニエリ(Nyeri)

「ケニアといえばニエリ!」と言われるほど、品質の高い豆が取れる地域。標高が高く、寒暖差が激しいため、コーヒーチェリーがじっくりと熟し、濃厚な甘みが生まれます。ベリー系の酸味と黒糖のようなコクが特徴で、ケニアコーヒーの魅力を存分に楽しめる産地です。

キリニャガ(Kirinyaga)

ニエリに次ぐ名産地。ニエリよりもやや穏やかな酸味で、シトラス系の爽やかさを感じることができます。上品な甘みと明るい酸味が絶妙なバランスで、どんな淹れ方でも美味しく楽しめます。

ムランガ(Murang’a)

比較的新しい注目産地。酸味がやや控えめで、ナッツやチョコレートのような甘みが特徴。ケニアの中では少しマイルドな味わいなので、酸味が強すぎるのが苦手な人にもおすすめです。

焙煎度の選び方

ケニアのコーヒーは焙煎度によってかなり印象が変わります。自分の好みに合った焙煎度を見つけましょう。

浅煎り(ライトロースト)
フルーティーさを最大限に楽しみたいなら、浅煎りがおすすめ!ブラックベリーやカシスのようなジューシーな酸味が際立ちます。特にハンドドリップでじっくり淹れると、華やかな香りを存分に堪能できます。

中煎り(ミディアムロースト)
酸味と甘みのバランスが良いのが中煎り。シトラス系の爽やかさと、黒糖やキャラメルのようなコクが調和して、誰にでも飲みやすい仕上がりになります。ケニアの個性をしっかり感じながら、酸味が強すぎないちょうどいい味わいです。

中深煎り(フルシティロースト)
ケニアの豆は中深煎りでも美味しく飲めます。酸味が少し落ち着き、チョコレートやナッツのような甘みが際立ちます。カフェオレにもぴったりなので、ミルクと合わせて楽しみたい方におすすめ。

おすすめのケニア産コーヒー豆

ニエリ AA ウォッシュド 中煎り

ケニアの代表格とも言えるニエリ産の豆。ブラックベリーやカシスのようなフルーティーな風味が楽しめ、後味は黒糖のように甘く長く続きます。

キリニャガ AA ナチュラル(中深煎り)

ナチュラルプロセスで仕上げたキリニャガの豆。カシスやベリー系の甘酸っぱさと、中深煎りにすることで立ってくるスパイシーな苦味のバランスが抜群です。なかなか売っているところが少ないです。

まとめ

ケニアのコーヒーは、フルーティーな酸味と甘み、そしてしっかりとしたコクが楽しめる個性豊かな味わいが魅力。産地ごとに違うフレーバーがあるので、いろいろな豆を試してみるのも楽しいですね。

特に浅煎りは、フルーツのような華やかさを存分に楽しめるので、ハンドドリップでじっくり淹れるのがおすすめ。ぜひ、自分好みのケニアコーヒーを見つけて、至福の一杯を楽しんでください!