アイスコーヒーの文化、日本発祥って知ってましたか?

コーヒー知識

はじめに

こんにちは!暑い季節になると飲みたくなるのが、冷た~い アイスコーヒーですよね。そのスッキリした味わいとキリっとした後味がたまりませんね!

実はこのアイスコーヒー、世界中に広まった文化の起源が 日本 だというのをご存知でしたか?意外と知られていないこの豆知識、今日はじっくり掘り下げてみましょう。


アイスコーヒーの始まりは日本だった!

アイスコーヒーが誕生したのは、なんと20世紀初頭の日本。大正時代から昭和初期にかけて、日本では西洋の食文化が次々と取り入れられましたが、コーヒーもそのひとつです。

そんな中で、「暑い夏でもコーヒーを楽しみたい!」というお客様の声に応える形で、冷たいコーヒーが提供され始めました。氷をたっぷり入れたグラスに熱々のコーヒーを注ぎ、急速に冷やすスタイルは、現在のアイスコーヒーの原型です。


欧米には「冷たいコーヒー」の概念がなかった!?

「え、日本が発祥ってことは、欧米には冷たいコーヒーがなかったの?」と思う方もいるかもしれません。実際、アイスコーヒーが日本で普及するまで、欧米では冷たいコーヒーを飲む習慣はほとんどありませんでした。

欧米の「冷たいコーヒー」事情

  • フレンチプレスやドリップが主流:熱々の状態で楽しむのが一般的だった。
  • 冷製飲料は別ジャンル:暑い日はコーヒーではなくレモネードやアイスティーが定番。
  • コーヒーは「ホットで飲むもの」という固定観念:冷やすなんて考えもしなかった!

そんな欧米文化の中で、戦後日本のアイスコーヒーが大きなインパクトを与え、やがて広まっていくのです。


日本のアイスコーヒー文化の特徴

現在でも、日本のアイスコーヒー文化には独自のこだわりがあります。その特徴をいくつか挙げてみましょう。

  1. 急冷式が主流
    ホットコーヒーを直接氷で冷やす急冷式は、日本ならではのアイスコーヒーのスタイル。これによって、コーヒーの香りを閉じ込めたまま、さっぱりとした味わいを楽しむことができます。
  2. シンプルな飲み方が主流
    日本では、砂糖やミルクを入れずにブラックで楽しむ人が多いです。氷で冷えたコーヒー本来の味わいを堪能する文化が根付いています。
  3. 喫茶店文化との結びつき
    昔ながらの喫茶店では、氷で満たされたグラスにホットコーヒーを注ぎ、銀のスプーンを添えて提供するのが定番。レトロな雰囲気がコーヒーをさらに美味しくしてくれますよね。

世界的なコーヒー文化への影響

アイスコーヒーは、いまや世界中のコーヒー文化に欠かせない存在。特にアジア圏では、日本の影響を受けた独自のアイスコーヒー文化が広がっています。たとえば、タイやベトナムの甘いミルク入りコーヒーなど、各地で個性あるアレンジが誕生しています。


まとめ:アイスコーヒーは日本が誇るコーヒー文化!

暑い日に冷たい一杯が楽しめるアイスコーヒー。そのルーツが日本にあるというのは、ちょっと誇らしい話ですよね。次にアイスコーヒーを飲むときは、「これ、実は日本発祥なんだよ!」と、友人に自慢してみてはいかがでしょうか?

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

⇒美味しいアイスコーヒーの淹れ方についてはコチラの記事でご紹介しています✨