最近人気が高まっている浅煎りのコーヒー。フルーティーな酸味や爽やかな風味が特徴ですが、「なんだか酸っぱすぎる」「味が薄い」と感じたことはありませんか?実は淹れ方をちょっと工夫するだけで劇的に美味しくなります!
今回は、浅煎りコーヒーをハンドドリップで美味しく淹れるためのポイントを、分かりやすく解説していきます。
なぜ浅煎りは淹れ方が難しい?
浅煎り豆は、深煎りの豆と比べて焙煎時間が短いため、豆の細胞壁がしっかりしていて、お湯に成分が溶けだしづらいんです。つまり、深煎りと同じ感覚で淹れると、コクや甘みが引き出されず、酸味ばかりが際立ってしまうことに。
「なんかスッキリしすぎて物足りない…」
そんな経験がある人は、以下のポイントを試してみてください!
浅煎りコーヒーの淹れ方
- お湯の温度は高めに!
浅煎りのコーヒー豆を美味しく淹れるには、お湯の温度が超重要!
おすすめの温度は94℃前後。
中深煎り~深煎りの場合は88~90℃くらいでも十分ですが、浅煎りは高めの温度でしっかり成分を引き出す必要があります。お湯の温度が低いと、酸味だけが目立ちやすくなります。
やかんを火から下ろしてポットに移して数秒待つくらいでちょうどいい温度になりますよ。
- 挽き目は細かめがベスト
豆の挽き方は、抽出の仕上がりに大きく影響します。
おすすめの挽き目は「中細挽き〜細挽き」。
深煎りと同じ「中挽き」で淹れると、コクや甘みが十分に出ないまま抽出が終わってしまうことがあります。浅煎りは細かめに挽くことで、しっかり味を引き出しましょう。
ただし、細かくしすぎると雑味やエグみが出ることもあるので、そこは調整しながら試してみてくださいね。
細かい粒度の調整ができるミルを使うのがベスト!
- お湯の注ぎ方は「しっかり」
浅煎りコーヒーを淹れるときの注ぎ方も、ちょっと工夫が必要です。
ポイントは「しっかり注ぐ」こと。
よくある「ポタポタとゆっくり時間をかけて注ぐ方法」だと、浅煎りの特徴であるフルーティーさは出るものの、コクや甘みが不足しがち。
おすすめの注ぎ方は、
蒸らしは60秒程度。 豆と同量程度のお湯を注ぎ、しっかりガスを抜く。
1投目はやや勢いをつけて中心から外側に向かって注ぐ。(全体にお湯がしっかり行き渡るように)
2投目以降も細かくゆっくりではなく、ある程度しっかりめに。
深煎りのようにじっくり淹れるよりも、全体的にお湯が行き渡るように意識して注ぐことで、コーヒー全体の味をしっかり引き出すことができます。
- 淹れ終わった後に「味見」、「次はどう淹れるか考えてみる」
コーヒーを淹れ終わったら、必ず味を確認しましょう。
もしも
酸味が強すぎる → 挽き目をもう少し細かくする or お湯の温度をさらに上げる。
苦味や雑味が出すぎる → 挽き目を少し粗くする or 抽出時間を短くする。
味が薄い、物足りない → 抽出量を少し減らして濃度を調整する。
といったように、自分好みに調整していくことが大切です!
浅煎りコーヒーにおすすめのドリッパー
別記事で紹介していますが、1人分だけ淹れる場合、フラワードリッパーDEEP27が超おすすめです。
初心者でも浅煎りを美味しく淹れやすいですよ!
まとめ
浅煎りのコーヒーは、普通に淹れると酸味が目立ちやすく、味が薄く感じることが多いです。でも、
- お湯の温度を94℃くらいに設定する
- 挽き目を細かめにする
- お湯の注ぎ方をしっかりめにする
- 味を確認して微調整する
このポイントを意識するだけで、驚くほど美味しくなります!
「浅煎りは酸っぱくて苦手…」と思っている人も、ぜひこの方法で淹れてみてください。きっと、浅煎りの奥深い味わいにハマるはずですよ!